栃木県の学力は?全国学力テストの調査結果からランキング順位を調査してみた

栃木県の学力は?全国学力テストの調査結果からランキング順位を調査してみた

総人口が約198万人と47都道府県中18位の人口数を誇る栃木県。

そんな栃木県の学力は全国と比べてどのくらいなんでしょうか?

小さなお子様をお持ちの方やこれから栃木県に引っ越しを考えている方は気になるテーマですよね。

今回は栃木県の学力について全国ランキング順位など調べてみました。

目次

栃木県の学力テストの実力は?

学力はもちろん地域によって差がある事はご存知の通りですが、群馬県の学力は他の都道府県と比べてどんな結果なのでしょうか。

そんな他のエリアとの学力差を図る物差しとして、同じ問題を地域の異なる児童が解く事で、地域ごとの結果が分かる学力テストの結果を利用する方法があります。

学力テストとは?

調査対象:小学校第6学年の児童及び中学校第3学年の生徒を対象に実施 出題範囲:調査する学年の前学年までに含まれる指導事項を原則 出題内容:「知識」と「活用」の2種類の問題を出題 「知識」とは、国語A,算数A,数学Aの教科が該当します。

調査対象が小学6年生、中学3年生というところがポイントです。

小学6年生と言えば中学受験を控える学年、中学3年生は高校受験を控える学年ですので皆それなりの学力が付いている時期。

ただ、出題教科に英語が含まれていない事が残念です…。

2016年
(平成28年)
2015年
(平成27年)
2014年
(平成26年)
小学生学力テスト順位46位40位35位
中学生学力テスト順位26位28位28位

いずれの学力テスト実施年においても、栃木県に住む児童の成績は小学生よりも中学生の学力テスト実施時の順位が良いですが、小学6年生では全国47都道府県ランキングでも46位ランクインするなど、かなり下位にランキングしている状況です。

但し、中学3年生では全体の中間ぐらいにランクインしています。

この栃木県の全国学力テストの順位は、進路の方向性が関わっている可能性があります。

県外に進学する児童は少ない?

栃木県の教育委員会がまとめた資料「中学校等卒業者の進路状況調査報告書」に興味深い内容が掲載されていました。

以下は、公開されている資料の中から栃木県の中学校生の進学について方向性をまとめた内容を抜粋しています。

県内県立高等学校全日制課程への進学者は12,051人で、進学者全体に占める割合は64.7%となり、前年度と比べ0.9ポイント減少した。 県内私立高等学校全日制課程・中等教育学校(後期課程)へは4,704人が進学し、進学者全体に占める割合は25.2%となり、前年度と比べ0.4ポイント増加した。 

引用元:栃木県教育委員会【平成28年度中学校等卒業者の進路状況調査報告書】

県外での進学を希望する(実際に進学する)割合が高い群馬県とは異なり、栃木県の中学生はほぼ(全体の約90%)が県内の高校に進学する傾向があると言えますね。

ちなみに、県外の高等学校に進学した児童の詳細についても報告書に記載がありました。

県外に進学した児童は、通学できる範囲としても妥当である茨城県と群馬県の2通りでした。

県外高等学校全日制課程に進学した者の進学先を都県別にみると、国・公立では茨城県が213人で最も多く、次いで群馬県が96人である。一方、私立では群馬県が89人で最も多く、次いで茨城県が61人である。 

引用元:栃木県教育委員会【平成28年度中学校等卒業者の進路状況調査報告書】

栃木県の学習塾軒数は全国22位

少しデータは古いのですが、2014年度の日本全国の学習塾は55,037軒と報告されており(総務省の経済センサス‐基礎調査より)、 小中高校生徒1,000人あたりの学習塾軒数は約4軒。

47都道府県中、最も多いのは和歌山県で約6軒。

一方、最も学習塾が少ないのは岩手県で小中高校生徒1,000人あたり約2軒でした。

そのような中で、栃木県の学習塾軒数は47都道府県中22番目の学習塾軒数となっています。

その他学習塾軒数に関わる数値は下記の通りです。

47都道府県中順位学習塾軒総数1,000人あたり塾軒数
栃木県22位892軒4.11軒

栃木県に住む児童の学力テストの結果からはここまで多くの塾軒数があるとは想像できませんでした…。ただ、よくよく調べてみると県内向けの進学に特化した塾の傾向があるようです。

地域によって学力に差があるのは何故か

そもそも、人口密度など地域によってはアドバンテージがある要因は多々あります。

また上記に記載した通り、塾軒数が多ければ必ずしも学力が高い訳ではありません。

よく、「親の収入が高い子供は学力も高い(教育費に相当の費用を掛ける為)」と言われますが、親の収入はあくまでも子供に教育機会を与える際の優越を決める要因に限定されます。

実は、普段の学校における学習への取り組みにヒントが隠されていました。 学力テストで上位にランキングした福井県では「児童生徒が話し合い、自ら『なぜ』を追求していく授業を行う」事により、児童の理解を深めるような取り組みが有名です。

また、複数の教師が協力して行う授業方式の一つである「ティーム・ティーチング」も平行して行われています。

これは、細かい指導が出来るだけでなく、教員同士が教え方を学び合うメリットもあり、より最適化された授業が実施される事になります。

要は、塾などに通わせるような「児童が受身になって学習する」のではなく、児童が前向きに学習する「能動的な学習」が学習力の向上に貢献している事は言うまでもありません。

私自身も経験があるので、痛いほどわかるのですが皆さんも思い当たる事はありませんか?塾に通わせてもらっても振り返ってみるとそこまで勉強に対する熱が上がらなかった事…。

住んでいる地域で学力差を生まない為に

大学進学を希望されるお子様が住んでいる地域によっても大学進学率が異なる事はご存じですか? 

有名進学塾や予備校は都心部に集中し、過疎化が進んでいる地域から通う事が非常に難しい現実があります。

左記のグラフでは地方に住んでいるというだけで、保護者の収入が同じでも進学率に差が出るといった先ほど説明した保護者の収入格差による子供の教育格差とは、また違った側面で問題が発生している事がお分かりになると思います。

こうした「教育格差」によって、影響を受けている若者が非常に増えているという事自体初耳でしたし、保護者の収入の影響はさておき、住んでいる地域によって差が出るといった事はあってはならないと思うのですが 地方自治体も交付金頼みという事も聞きますので、どうにかしたいと思っても出来ないのが現状なのでしょうか。

そんな、保護者の収入による教育格差や住居による教育格差の問題を解決すべく動いたのリクルート社でした。

<中略> 私たちは、高校生の学校の外にある所得・地域による教育環境格差の解消に挑戦をしてまいりました。 <中略> 『受験サプリ』(現在はスタディサプリ)は、すべての受験生にわかりやすい講義を動画で提供する高校生向けのオンライン教育サービスです。子どもたちへも最高の学びを届けたいという思いから2015年3月より『勉強サプリ』(現在はスタディサプリ)をスタート。21世紀の教育系サービスの底上げを担っていきます。 

引用元:リクルートマーケティングパートナーズ 教育格差をなくし、すべての人に学ぶ自由を提供するために

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これはやはり、リクルートの熱い想いを市場が熱烈に歓迎している事の証明です!

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