学校は勉強をするところ、とは言っても勉強「だけ」をするところではありません。
学校生活では学ぶことがたくさんあり、「部活」もそのひとつですよね。
でも、部活に追われてるうちについつい勉強がおろそかに…なんてことはよく聞く話です。じゃあ部活をやめればそれで成績が良くなるのか?といえばそれば違います。
うまい具合に両立させるにはどうしたら良いのか?その方法をこちらではご紹介していきます。
部活に入るメリット・デメリットとは?
まず、部活には大きく分けて二種類あります。
運動部と文化部です。
運動部は文字通りスポーツをする部活で、文化部は主に室内で文化活動(音楽・美術・文芸など)をする部活です。
中学校の中でも部活必須の学校も少なくありません。
部活に入るメリット
部活動の醍醐味は、なんといってもチームプレーです。
仲間・友だちができ、協力してひとつの目標に向かって努力するという経験をするには部活が一番身近です。
仲間とのコミュニケーションや顧問の先生、コーチとの信頼関係など人間関係を密にすることのできる場です。
もちろん、部活の内容によって身体能力が高まり、健康促進や筋力アップなど成長を促進するものでもあります。
体を動かすことは健康にいいですからね。
直接成績に関係するわけではありませんが、内申点の面でも多かれ少なかれポイントになってきます。
内申点は受験の際に必要となるので、3年間真面目に活動すれば、部活動実績に関わらず評価されます。
もちろん、個人戦や団体で優勝など実績を残せばその分評価はプラスになっていきます。
部活にデメリット
正直部活に入るデメリットはほぼないと思います。
あえてあげるなら、関わる人が増えるとおのずとトラブルもついてきます。
また、帰宅時間が遅くなるため必然的に自宅学習の時間や習い事に使う時間が減ります。 スポーツですと怪我をする可能性もありますよね。
他の習い事がしたいお子さんですと、その練習時間や自由時間が減ることに抵抗があるかもしれません。
とはいえ、部活は社会生活の基礎を学べる場でもあると思うので必ず何かしらの部に所属させた方が良いと思います。
適度な運動は脳の働きを良くし、リフレッシュにもなる
先述にもありますが、運動は身体能力を高め、筋力アップにつながります。筋力がアップすると、体の血液循環が活発になり、脳への循環もスムーズになります。
新陳代謝が活性化されると、デトックス効果もあるので、体の中の老廃物をすぐに外に出すことができます。
学校の勉強で頭が疲れていても、体を動かすことで脳がリフレッシュし、適度な疲労感を得ることで達成感と満足感も得られます。
部活と勉強の両立させるための効率的な勉強法
部活と勉強をどちらも頑張ることは容易ではありません。
できるだけ効率よく勉強したいものです。
そこで、まず、毎日のスケジュールを決めてしまいましょう。 一日のうちに「家に帰ったら宿題をする」「お風呂から出たら復習をする」などルールを決め、毎日実践します。
体調不良や怪我などでできないときは、その埋め合わせを土日などにすることになります。
そう言った場合でも、お子さん自身でスケジュールを管理することが効率アップの第一歩です。 スケジュール管理ができるようになったら、次は勉強内容そのものの効率アップに移りましょう。
宿題をすることはもちろんですが、もし宿題が多い場合でも「今日習った漢字・英単語・公式だけは見直す」など決めておくことが大切です。
一回分の量は「これくらいでいいかな? もう少しできそうだな」くらいでとどめておきましょう。
あまり一度にたくさんしても、「昨日たくさんしたから今日はいいや」とサボるきっかけができてしまうので、できるだけ同じ量を同じ時間にやります。
「毎日やるのは非効率ではないか?」と思われるかもしれませんが、記憶は毎日繰り返すことで定着します。
テスト勉強をしてテストのときに覚えていても、受験のときまで覚えていなければ一から覚え直さなければいけません。
こちらの方がよっぽど非効率です。 そのため、毎日短時間でも復習することを習慣づけておく方が効率的なのです。
スポーツやピアノの練習でも似たようなことが言われますが、一日休むだけで質がグッと下がってしまいます。
「継続は力なり」ということわざにもあるように、効率よく勉強することは、「無理のない量を毎日続ける」ということなのです。
「ここだけは絶対覚えるぞ!」とキーワードを絞って復習する習慣をづけをオススメします。
受験生の2人に1人が使っているというスタディサプリなどのオンライン学習を使って、通学中やちょっとしたしたスキマ時間を有効に使うことで時間の無駄をなくしてさらに学習効率を上げることも可能だと思います。
まとめ
部活は学生時代に夢中になれるとてもいい機会です。
部活があるから勉強が…と思われるかもしれませんが、部活での集中力を勉強に活かせることができたら鬼に金棒ですよね。
小さな目標の積み重ねこそ、効率よく勉強するコツです。
「部活も勉強も頑張ってえらい」と自分のお子さんを褒めてあげることもお忘れなく!