群馬県の学力は?全国学力テストの調査結果からランキング順位を調査してみた

群馬県の学力は?全国学力テストの調査結果からランキング順位や学力を調査してみた

総人口が197万人と47都道府県中19位の人口数を誇る群馬県。

そんな群馬県の学力は全国と比べてどのくらいなんでしょうか?

小さなお子様をお持ちの方やこれから群馬県に引っ越しを考えている方は気になるテーマですよね。

今回は群馬県の学力について全国ランキング順位など調べてみました。

目次

群馬県の学力テストの実力は?

学力はもちろん地域によって差がある事はご存知の通りですが、群馬県の学力は他の都道府県と比べてどんな結果なのでしょうか。

そんな他のエリアとの学力差を図る物差しとして、同じ問題を地域の異なる児童が解く事で、地域ごとの結果が分かる学力テストの結果を利用する方法があります。

学力テストとは?

調査対象:小学校第6学年の児童及び中学校第3学年の生徒を対象に実施 出題範囲:調査する学年の前学年までに含まれる指導事項を原則 出題内容:「知識」と「活用」の2種類の問題を出題 「知識」とは、国語A,算数A,数学Aの教科が該当します。

調査対象が小学6年生、中学3年生というところがポイントです。

小学6年生と言えば中学受験を控える学年、中学3年生は高校受験を控える学年ですので皆それなりの学力が付いている時期。

ただ、出題教科に英語が含まれていない事が残念です…。

2016年
(平成28年)
2015年
(平成27年)
2014年
(平成26年)
小学生学力テスト順位33位23位23位
中学生学力テスト順位10位7位7位

いずれの学力テスト実施年においても、群馬県の成績は小学生よりも中学生の学力テスト実施時の順位が 全国47都道府県ランキングでも10位内にランクインするなど、かなり健闘している状況です。

この「中学生の学力テスト実施時の順位」が良い理由として、その後の進路の方向性が関わっている可能性があります。

群馬県内の高校を卒業した人の4年制大学進学先は約7割が県外になります。中でも東京圏(東京都、埼玉県、神奈川県、千葉県)の大学に進む人の割合は全体の5割強にのぼります。 

引用元:ぐんま暮らし支援センター就職相談窓口

県外での進学を希望する(実際に進学する)割合が高い群馬県の児童は、小学6年生より中学3年生時の方がより教育にも力が入る事が想定されますね。

大学進学率が高い進学校や付属校の受験を希望する児童が多いかもしれません。

群馬県の学習塾軒数は全国34位!

少しデータは古いのですが、2014年度の日本全国の学習塾は55,037軒と報告されており(総務省の経済センサス‐基礎調査より)、 小中高校生徒1,000人あたりの学習塾軒数は約4軒。

47都道府県中、最も多いのは和歌山県で約6軒。

一方、最も学習塾が少ないのは岩手県で小中高校生徒1,000人あたり約2軒でした。

そのような中で、群馬県の学習塾軒数は47都道府県中34番目の学習塾軒数となっています。

その他学習塾軒数に関わる数値は下記の通りです。

47都道府県中順位学習塾軒総数1,000人あたり塾軒数
群馬県34位774軒3.54軒

中学3年生時点の学力テストの結果が全国でも10番目にランクインするなど、群馬県の学習に対する取り組みは高いものがあるので、学習塾軒数も全国47都道府県中多いと思っていたのですが…これは意外な結果ですね。

これから塾や家庭教師に学習させようとしている方へ一言

学習塾や家庭教師を利用して、普段の学校における学習に厚みを持たせようと考えている保護者の方は多いと思います。

早めの対策がその後の高校受験や大学受験を迎える際の学力の差に繋がる可能性はありますからね。

ただ、本当に学習塾や家庭教師で良いのでしょうか?

学習塾や家庭教師のデメリットを考えるとなかなか悩んでしまう方が多いのはご存知ですか?

学習塾」のデメリット
家庭教師」のデメリット
  • 費用が高い。また講師が本当に教え方が上手いか分からない。
  • 費用が高い。教師は学生だから、教育のプロではない。

「あそのこ塾は評判が良いから」とか「受験に強いから」といった口コミで選んでいませんか?

評判が良い先生に教えてもらえるとは限りませんよ。

また、家庭教師は基本的に学生がアルバイトで雇われています。

相当責任感が強い学生でなければ、なかなか学習意欲や結果を出すことは難しいことが簡単に想像できますよね。

教え方が上手い先生(塾の講師)は給与が高い都内に

実は塾の先生の給与が相当に高いんです。

たとえば、大手の有名な塾講師の年収は1000万円クラス。一方、平均的な街の塾講師は、経験が浅ければ200万円台、中堅クラスで350万円くらいといわれています。

 引用元:【en転職】塾講師の年収ってどれくらい?|業界ウラ話

塾の先生も人間。やはり人気が出る授業や結果を残す授業を行い、年収を増やしたいと思うのは当然です。

そんな出来る塾の先生はみんな大きな収入を求めて都内の大手塾に転職する事が多くなっています。

良く「カリスマ講師」とか言われる塾の先生も、みんな最初から大手の塾に在籍していたわけではありません。

今はどの塾でも「合格者数〇〇人」と発表しているほど、多くの難関高校・大学の実績を残したいと考えているので、実績のある塾の先生をスカウトする事が多いといわれています。

住んでいる地域で学力差を生まない為に

大学進学を希望されるお子様が住んでいる地域によっても大学進学率が異なる事はご存じですか? 

有名進学塾や予備校は都心部に集中し、過疎化が進んでいる地域から通う事が非常に難しい現実があります。

左記のグラフでは地方に住んでいるというだけで、保護者の収入が同じでも進学率に差が出るといった先ほど説明した保護者の収入格差による子供の教育格差とは、また違った側面で問題が発生している事がお分かりになると思います。

こうした「教育格差」によって、影響を受けている若者が非常に増えているという事自体初耳でしたし、保護者の収入の影響はさておき、住んでいる地域によって差が出るといった事はあってはならないと思うのですが 地方自治体も交付金頼みという事も聞きますので、どうにかしたいと思っても出来ないのが現状なのでしょうか。

そんな、保護者の収入による教育格差や住居による教育格差の問題を解決すべく動いたのリクルート社でした。

<中略> 私たちは、高校生の学校の外にある所得・地域による教育環境格差の解消に挑戦をしてまいりました。 <中略> 『受験サプリ』(現在はスタディサプリ)は、すべての受験生にわかりやすい講義を動画で提供する高校生向けのオンライン教育サービスです。子どもたちへも最高の学びを届けたいという思いから2015年3月より『勉強サプリ』(現在はスタディサプリ)をスタート。21世紀の教育系サービスの底上げを担っていきます。 

引用元:リクルートマーケティングパートナーズ 教育格差をなくし、すべての人に学ぶ自由を提供するために

そんなスタディサプリも累計で有料会員数が200万人に迫る、大きなサービスとして急成長しています。

これはやはり、リクルートの熱い想いを市場が熱烈に歓迎している事の証明です!

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