学校生活は長いもので、小学校に入学してから高校を卒業するまでは基本的に12年間あります。
一部の方を除いて、勉強に真剣に励む期間というのはこの全12年間通して見ても受験生となる中学3年生、高校3年生の2年間程ですが、受験に合格することにおいて、重要となるのが”受験生ではない期間”です。
受験生の時は必然と周りの雰囲気もあって勉強をせざるを得えないので、大体の人は自然と勉強するはずです。
しかし、それ以外の期間でしっかり計画を立てて日常的に学習する人はどのくらいいるでしょうか?
この焦点が当たらない期間にどのくらい基礎を積み重ねられたかによって、合格できる高校・大学のランクが変わってくるとさえ言えます。
そのためにはただ闇雲に勉強をすれば良いというわけではありません。
「自分が現在どの地点にいて・志望校合格まで何点必要なのか?」という事を洗い出し、合格までの道筋を作る必要があるのです。
今回は日頃の学習計画や勉強スケジュールの正しい立て方をご紹介します。
学習計画を立てる
まず、学習計画を立てることの前提条件として”学習計画の最終目標は”志望校への合格である”という事を忘れないようにしましょう。
ここがぶれてしまっては、学習計画を立ててもゴールが定まっていないのでそれまでの過程が無意味になってしまいます。
志望校と自分の学力分析が何よりも大事
まず、一番重要視してほしいのは自分の目指す志望校と自分の学力の分析です。孫子の有名なことわざでこんなものがあります。
敵を知り己を知れば百戦殆うからず
これは何を言っているのかというと、相手(志望校)を知り、己(自分の学力)も知れば、百戦しても(100回受験しても)負けることはない(落ちることはない)ということを言っています。
「志望校の高い学力レベルを知らないのに、さほど勉強もしない人が受けてもまず受けらないからやめなさい」とも言い換えられます。
まず、志望校と自分の学力とのギャップを知ることが重要となってきます。
「志望校の合格ラインは〇〇〇点で、自分のテストの合計は〇〇〇点だから、〇〇点足りない」というところまでは最低限知っていなくてはいけません。
これだけでも”〇〇点伸ばす”という具体的な目標ができるので、この目標を達成していくために努力できます。
しかし、この具体的な目標がないとあやふやになってしまい、どのくらいの期間・どのくらいのペースで勉強すれば良いというのが分からず、きっとダラけてしまうでしょう。
もっと踏み込んで、自分の苦手科目や得意科目を洗い出し、なぜ苦手なのか?なぜ得意なのか?をしっかり考え、「どっちを伸ばす方が自分にとって良いのか」とう所まで考えられるとなお良いと思います。
ざっくりとした年間予定を立てよう
まずはなかなかイメージが湧かないとは思いますが、ざっくりとした年間の学習計画を立てましょう。
ここでは各教科ごとに、どの月にどのジャンルをやるのかまで絞ることが出来れば問題ありません。
間違ってもここで、細かく設定してはいけません。
なぜかというと絶対予定どおりにいかず、計画倒れになるからです。
遊びたい時期もありますし、やる気が出ない時もあると思います。
そんな時に細かく設定された予定を見てしまうと、ますますやる気がなくなってしまいますよね。
大体の大枠はズレないようにザックリとした学習計画を立てることです。
また、予定表は何かノートにしっかりまとめるか、大きな画用紙を用意してそちらにしっかりと書き留めておきましょう。
せっかく予定を立てたのに忘れてしまっては元も子もありませんから…
月間の学習計画を立てよう
年間の学習計画が決まったら、次は月間の学習計画です。
まず、年間計画で決めた教科ごとのジャンルを確認して”どのように勉強を進める”のか決めていきましょう。
「学校から配られた教科書を何度も見直す」「参考書の内容をひたすら覚える」「新しく問題集を買って、それをひたすら解く」でもなんでもいいと思います。
重要なのは、受験生でもない期間にしっかり計画通り勉強を継続して続けられているか?ということです。
この経験がいざ受験生となった時に、学習計画を元に勉強を続けてきた習慣のおかげですんなり受験生として入っていける要因となるはずです。
まとめ
学習計画や勉強のスケジュールを立てる事の大事さがわかっていただけたでしょうか?
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