暗記科目を効率良く勉強する方法は「エビングハウスの忘却曲線」を理解する事!

効率よく暗記科目を勉強する方法は「エビングハウスの忘却曲線」を理解する事!

暗記科目は定期テスト、受験、資格試験などで確実に点数を取ることができる得点源です。

でも、覚えたいのに覚えられなかったり、いざ本番になってど忘れして思い出せず悔しい思いをしたことはありませんか?

暗記が苦手な方でもこの記事を読んでエビングハウスの忘却曲線を理解すればきっと得意になれるはずです!

今回は暗記に深い関係がある「エビングハウスの忘却曲線」についてご紹介します。

目次

短期記憶と長期記憶

テスト直前に試験内容を覚えてなくて徹夜で試験に挑んだことはありますか?そう一夜漬けです!

一晩頑張ってみたけど全然覚えてなかった方、まずまずの出来だった方、中には上手くいった方もいるかもしれません。

それでも、その内容を1週間後にもう一度抜き打ちでテストをしたらどうでしょう?

覚えていない方がほとんどだと思います。

ここで記憶のメカニズムを見ていきましょう。

人は記憶するときに3つの動作
  • 情報を取り込む
  • 取り込んだ情報を一定期間保つ
  • 情報を思い出す

このサイクルを繰り返すことで情報がどんどん脳に刷り込まれていきます。 

でも、記憶の中でも先ほど例にあげた一夜漬けのような記憶は短期記憶と呼ばれ、すぐに忘れてしまいます。

私たちが目指しているのは長期間覚えられる長期記憶と呼ばれるものです。

自分の名前や住所、電話番号などを意識せずにスラスラ言うことができるのは長期記憶のおかげです。

テスト勉強だけがゴールではありませんよね?その向こうに待ち構えている「受験」を希望通り「合格」する為の記憶が本当は必要ではないでしょうか? 

では、この長期記憶をするにはどうしたら良いでしょうか。

エビングハウスの忘却曲線って?

エビングハウスの忘却曲線とは、覚えた事柄をどのぐらいの時間で忘れてしまうかをグラフ化したのもです。

暗記した内容は20分後に42%、1時間後に56%、1日後に74%、1週間後に77%、1か月後に79%が忘却されてしまうそうです。

1日でほとんど忘れるという驚異的な数値ですが、人間は忘れる生き物なのです。

その理由は先ほど出てきた短期記憶では数多く覚えることができないからです。

短期記憶を長期記憶に変えていくためには、記憶した内容を繰り返し思い出し、想起する練習が大切です。

「インプット」、「アウトプット」という言葉を耳にしたことがあると思います。

覚えていく作業がインプット、思い出していく作業がアウトプットです。

インプットよりもアウトプットに比重をかけてあげることで長期記憶をしやすくなります。

それではどのタイミングで復習のアウトプットをすると効率的でしょうか?

記憶に最も適した「理想の学習タイミング」とは

前述のエビングハウスの忘却曲線によると覚えた事柄の多くは短期間で忘れてしまうので、以下のタイミングで学習すると効率よく覚えることができます。

効率よく勉強するタイミング 
  • まずは覚える(時間をかけなくて構いません)
  • 24時間以内に復習
  • 1週間以内に復習
  • 1か月以内に復習

タイミングを管理する必要がありますが、覚えていくうちに復習にかける時間もだんだん短くなり、着実な記憶となっていきます。

学校などで小テストがあるのも、エビングハウスの忘却曲線の理論に沿うと非常に有効な学習方法ですね。

さらに覚え方に一工夫を加えるとスムーズに記憶した内容を思い出しやすくなります。

学校や塾の先生が教えてくれた印象的なことや、参考書に載っている語呂合わせなどは記憶と結びつきやすいので、合わせて活用してみてくださいね。

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