学校で習った内容の復習や応用だけでなく、受験勉強も教えてくれる学習(進学)塾は非常にありがたい存在である反面、お子様にあった学習(進学)塾を探す際に失敗してしまうと後で大変な思いをする事に…。
どうすればお子様にピッタリの学習(進学)塾を探す事が出来るのか?その選び方と塾選びのリスクを回避する方法についてお伝えします。
学習(進学)塾の選び方で失敗する事例
それでは、どのような学習(進学)塾選びをすると失敗してしまう事が多いのでしょうか?
ここでは、よくある失敗事例を挙げてみます。
仲が良い友達が通っているから
一緒に通う友達で塾選びはしてはいけません。
重要なのは「お子様にその塾が合うかどうか」です!
親心としては、塾に通う事を苦にさせたくないという思いが背景にあるのだと思います。
ただ、少し強く言わせて頂くと友達にとって良い塾でもお子様にとっては…?良い塾とは限りません。
塾に通う目的は何なのか。
友達が行くから何となく行く…そんな意識で塾に通った場合の効果はあまり期待出来ないと思います。
まずはお子様を塾に通わせる理由を今一度考えて頂くのが宜しいかと思います。
学費(月謝)が安いから
安い塾は提供するサービスも価格に出る…とは言いませんが一度講義内容を確認した方が無難です。
チラシやWebサイトで表示されている授業料に惑わされていませんか?
本当に確認すべき内容は「テキスト代やオプション講座も含めた1年間でどれくらいの金額が掛かるか」です。
また、教えてくれる講師の方も確認してください。
プロスポーツ界と同じように教え方が上手な講師はその分人件費が高い傾向にあります。
大手学習塾の費用が総じて高い傾向にあるのも、そんな理由があったりしますので注意が必要です。
家から近い学習(進学)塾だから
確かに家から近いに越したことはありません…が本当にそこは良い学習塾ですか?
上記で記載した通り、学習(進学)塾に掛かる費用は交通費も含まれるので出来れば家から近い方がいいですよね。
たた、先ほどもお伝えしましたが「何のために塾に通わせるのか」を考えると…近いだけで選んでしまうのはもったいない事になる可能性が高いです。
毎月、数万円から数十万円もする塾です。
良い学習を受けると考えたら、少しの距離は目をつぶっても良いかもしれません。
合格実績が豊富な学習(進学)塾だから
1人が1校しか受験しない?いやいや、1人で数校受験すれば合格実績も多くなります。
実績数は生徒数が多くなればなるほど多くなります。
そりゃそうですよね、1人で滑り止めも含めて何校も受験しますから…
合格実績数ではなくて、1つのクラスで何人の生徒が居てその中の合格実績数までが分からないのであれば、合格実績はあまり鵜呑みにしてはいけない指標です。
学習塾の選び方のポイント
ここまでは失敗事例をいくつか挙げてみましたが、それとは逆に学習(進学)塾を選ぶ際のポイントは何でしょうか。
様々な観点から注意すべきポイントをお伝えします。
頼るべきは「実際に通った人の口コミや感想」
実際に通ったお子様や保護者の方、本当はその両方から話を聞けると最良です!
いかなる宣伝も、実際にその学習塾に通った方の感想に比べてしまうと小さいもの。
塾内の雰囲気や良かった講師などは実際に体験した人にしか分かりません。
そういった面からは実際に通った方(通学者)とその保護者(費用や保護者に対するサービス)の両方から、対象となる塾の評価を聞くのが一番のポイントです。
また、出来れば複数人から聞けると様々な視点の感想を聞く事が出来るでしょう。
学習塾が開催する体験イベントに行ってみる
パンフレットやホームページでは分からない、学習塾の持つ雰囲気を感じる事が大切です。
シーズン毎に学習(進学)塾によってはイベントを開催しています。
内容としては「進路相談会」とか今後の進路に対する相談会を兼ねて自社サービスをアピールします。
重要なのはそこで多くの疑問点や不明点を質問する事が出来るという事です。
チラシやホームページで記載されている内容はあくまでも一方方向な内容であり、それらに対する疑問点や不明点を確認する事で学習塾選びの失敗するリスクを減らせる事が出来ます。
それなりの費用が発生する学習(進学)塾ですので、少しの手間は掛けた方が失敗を避ける確率が上がりますよ。
受験勉強目的であれば志望校の合格実績も確認
当たり前ですが、志望校の対策もきちんと行っているかを確認するのは必須です。
学校の学習内容を復習したり予習するのとは異なり、受験勉強となると志望校毎に対策方法は異なりますよね。
例年、お子様が志望している学校の合格実績がある塾とそうでない塾であればどちらを選びますか?
志望校によっては、専門的な対策が必要になるのは周知の事実。 受験勉強も任せるのであれば、必ず確認しておきましょう。