前回は小学生がいつから学習塾に通わせるのかといったテーマで皆さんに様々な情報をお伝えしましたが今回は、高校受験を控えた中学生版になります。
高校受験対策だけでなく、中間テスト・期末テスト対策なども踏まえて、中学生はいつから学習塾に通わせるのがベストなのか?
中学生の学習塾通いの開始時期についてお伝えします。
教科・学年毎に通塾のタイミングが異なる
文部科学省の「子どもの学校外での学習活動に関する実態調査報告」によると、中学生の学習塾に通う学年別の割合は以下の通りでした。
圧倒的に中学3年生になると学習塾に通う割合が高くなりますが、これは高校受験の影響とみて問題ないかと思います。
但し、注目すべきは「数学」と「英語」の学習塾に通う割合です。 ほぼ3年間で大きな変化は見当たりません。
つまり、学年に関係なく最初から学習塾で習う児童が多いという事になります。
これは非常に重要な理由があります。
「数学」と「英語」は今までの学習内容を積み上げる形で学習内容は進んで行きます。
いわば、「積み上げ式」の学習となります。
基礎が分からなければ、それから先の学習内容も理解できません。従って、小学生の内容を中学1年生から復習する事で高校受験に備えていると考えられます。
中学生では、中学2年まで「英語」「数学」に順に多く、中学3年で「数学」「英語」の順に逆転。「国語」「社会」「理科」は、中学2年までは50%未満だが、中学3年で50%を超える。
引用元:【文部科学省】子どもの学校外での学習活動に関する実態調査報告
数学と英語に関しては、中学1年生から小学生時代の復習を兼ねて塾に通わせたり、通信教育を受けさせる方は多いようです。
実際に私の友人も同じような理由で、中学1年生から算数と英語に関してのみ通信教育をさせていましたよ!
中学生における学年別通塾率について
昭和60年(1985年)から平成19年(2007年)にかけて、中学生の学習塾における通塾率は低下しています。 但し、通信添削などのサービスを利用する児童が増えている事がポイントです。
学習形態別にみると、平成5年調査から今回調査にかけて、学習塾の通塾率が低下し、通信添削やならいごとの実施率が上昇している。
引用元:【文部科学省】子どもの学校外での学習活動に関する実態調査報告z
それでは、学年ごとの通塾率を年代別に確認するとどうでしょうか。
対象学年 | 1985年の通塾率 | 1993年の通塾率 | 2002年の通塾率 | 2007年の通塾率 |
中学1年生 | 41.8 | 52.5 | 48.8 | 45.1 |
中学2年生 | 44.5 | 59.1 | 49.8 | 50.9 |
中学3年生 | 47.3 | 67.1 | 62.5 | 65.2 |
これらは全て先ほど紹介した文部科学省が作成した子どもの学校外での学習活動に関する実態調査報告に基づいてまとめた資料になりますが、時代が変わっても、中学3年生における通塾率は特に変わっていない事が分かります。
つまり、高校受験を目前に控えた中学3年生では塾に通う生徒が増加するというのはここ数十年の変わらない点とも言えます。
昔も今も、高校受験を控えた中学3年生の段階では塾に通う生徒の割合が変わらないという事で、3年生からは塾に通いはじめるという方針も1つ考えられますね!
塾に通わせるのは、中学3年生からでも良いかもしれません
ここまで紹介した通り、学習塾に通い始めるのは中学3年生からで問題ないと思われます。
というのも、通常の授業に加えて春季・夏季・追い込みの冬期講習も含めると多額の費用が掛かるので本格的に費用が掛かる3年生まで備える…というのがお財布にも優しいと思います。
一番賢いのは、学年に応じた学習サービスを選択する事です。
中学3年生まで何もしない、という事ではなく学習塾に比べて費用が安い通信添削サービスなどを選ぶのが私個人としてはお勧めです。
先ほどの文部科学省の調査データにもあったように、中学3年生で学習塾に通わせようと思っても、既に苦手意識がある教科を持っていたら…まずその教科の苦手意識を克服するところから始めなければいけません。
集中して勉強する事はもちろんですが、時間があればそれだけ受験に備える事が出来ます。
その時間を作る為に、中学1年生から小学生までの内容をきちんと理解する家庭が多いと言えます。
Q:英語と数学が凄く苦手です。 私は、中学3年生です。 英語と数学が凄く苦手です。 私は、中学3年生で受験なのですが、今のままでは行きたい高校に受からないんです。 社会や国語は点数が取れても数学と英語が点数取れないので順位も全く延びません…………。 友達や親に数学は何を勉強すればいいのか聞いても、数学は基礎から勉強するしかないと言うのですが、よくわかりません。まず、自分が何をわからないのかもわからないです。
A:基礎からやるしかないですよ。 三年というプライドがあって時間もないかもしれませんが、全部積み重ねなんです。 簡単な問題から取り組んでください。基礎をなめちゃいけません!
引用元:Yahoo知恵袋【英語と数学が凄く苦手です。 私は、中学3年生です…】
時間がないと、苦手科目がなかなか改善出来なくて焦ってしまいますよね。
基礎が分かって初めて応用問題が解けるようになるので、回答された方が言われる通り基礎をこなすしかないんですよね…
中学3年生まではオンライン学習サービスという手段も
ここまで読んでやっぱり塾は高いなぁとガックリしている方に朗報があります。
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また、多くの一流講師の意見を基にシステムが作られているので、子供が自ら学習に取り組むこと(学習の習慣付け)が出来る学習システムが用意されているのが大きなポイントです。
自ら学習に取り組む事は非常に重要です。高額な塾に通っても帰ってきたら何もしない…という事であれば非常にもったいないので…。
積み重ねの算数などをより深く理解するのに嬉しいサービスです。
スタディサプリはその学年に対してではなく、小学4年生から中学3年生の間を自由に行き来しながら学習する事が可能なんです!
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