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学年が上がるほど習い事に通う率が増加
文部科学省の「子どもの学校外での学習活動に関する実態調査報告」によると、小学生の学習塾に通う学年別の割合は以下の通りでした。 私が想像している以上に、1年生から塾に通う児童が多いのが印象的です。 1年生から学習塾で指導を受けている割合が半数以上とは…思ってもみませんでした。
小学生では、どの学年も「算数」「国語」の順に多く、「英語」は小学1年~5年で30%前後だが、小学6年で約5割。 引用元:【文部科学省】子どもの学校外での学習活動に関する実態調査報告

注目すべき点は、算数・国語に対する英語への関心です。算数・国語に関しては学年を重ねるごとに増加しますが、英語に関しては小学6年生を除いてほぼ一定数の割合で通う生徒がいる事です。昔に比べて英語に対する必要性を親が感じている証拠でしょうか…
塾通いが過熱している現実
実は、以前に比べて塾通いは過熱している現実があります。 上記でご紹介した文部科学省の調査報告書の中で、過去と現在の通塾率の変化についてまとめている興味深い資料がありましたので紹介します。
学習形態別にみると、平成5年調査から今回調査にかけて、ならいごとによる学習が低下し、学習塾や通信添削での学習が上昇。 引用元:【文部科学省】子どもの学校外での学習活動に関する実態調査報告習い事は、昭和60年と比べて一度上昇したものの最近は減少傾向に。 また、家庭教師はほぼ横ばいだが、学習塾と通信添削に関しては近年も右肩上がりの状態が続いているのが分かりますね。 この理由については、教育に関する世の中の流れと実は密接に関係があるんです。

通学率(各学年平均) | 教育に対する傾向 | |
---|---|---|
昭和60年(1985年) | 27.6 | 受験勉強の激化 |
平成5年(1993年) | 38.4 | ゆとり世代 |
平成14年(2002年) | 34.5 | ゆとり世代の反省→学習回帰 |
平成19年(2007年) | 37.9 | ゆとり世代の反省→学習回帰 |

最近の教育熱心さは、過去最高を更新し続けているのでしょうか…。何にしても、各学年で増加しているのはそれだけ、教育熱心なご家庭が増えている裏付けですね。
授業の進度が度々遅れる事がある
理由の1つに、小学校の教育に対する不安があると言えます。 例えば、授業が遅れる事。小学校が補習授業とかを取り入れ始めているニュースを聞いたことがありませんか? それも保護者からのニーズに対応しようとする小学校側の意向だと思います。Q:授業の進度が遅れるクラスは何が理由で遅れるのですか? 小学校で授業の進度が遅れていると聞く時があります。どんな理由で遅れるのでしょうか? A:経験上、遅れる原因を書きます。 ①月曜日にある教科は遅れます。連休、日曜の行事の振り休で月曜日が休みになることがとても多く、授業自体がなくなります。 ②2コマで入れてある授業、理科、図工等です。その日が行事で授業がなくなると、2コマ飛びます。 ③生徒指導で遅れます。授業時間を使って聞き取りをしないといけないことが起こると1時間2時間はすぐなくなります。 ④研究会や校内研で遅れます。例えば、ある教科の研究指定を受けたら、決まっている時数より多くその教科をやりがちです。普段通りとはなかなかいきません。その分他教科は遅れます。 ⑤子どもに調べさせる手法をとると遅れます。調べるのに時間がかかり、まとめて発表するとなるとかなり時間がかかります。気がつけば、2ヶ月ほど遅れたということもあります。 引用元:Yahoo知恵袋【授業の進度が遅れるクラスは何が理由で遅れるのですか?】

この他に、私の娘が通う学校ではまだ聞いたことがありませんが、学級崩壊していて授業どころではないといった学校(クラス)もあります。そうなったら、授業どころではないですからね…。
より理解度をあげるために
学校の授業を受けて、内容を理解すれば問題ないという考え方はもう古くなっているようです。 学校の授業の理解度を更に深める事が、通塾させる理由の1つというデータが文部科学省の調査結果からも分かります。
勉強ができない最大の原因は演習量が足りないこと 基本を習得できればどんな応用問題も解けるのは、一を聞いて十を知るような、能力が高い人に限られます。能力がそれほど高くない一般人が、このような話を真に受けて、基礎のみを一生懸命マスターしたところで、残念ながら応用問題も解けるようにはならないのが現実です。 基礎だけをやると、基礎にしか対応できません。頭があまり良くない人こそ、難しい問題や発展問題を何度も解いて、応用問題の演習量を増やさなければいけないのです。基礎のページのみ完璧にして、難しい問題や発展問題を飛ばした勉強をしても大丈夫なのは、非常に能力が高い人のみです。このことを勘違いしている人が多すぎます。 引用元:慧真館【勉強ができない人ほど基礎だけの勉強で終わってはいけない理由】

英語の学習など、私たちが小学生だった頃とは環境も変わっているのは確かですが、【学習塾 = 中学受験を控えている児童が通う】という考えはもう古いんですね…。
【公立小学校】学年別塾にかかる平均費用(相場)
では各学年ごとの通塾に掛かる費用の相場としては平均していくらぐらいなんでしょうか。 以前に紹介した【最新版】小学生の塾にかかる平均費用(相場)まとめから一部抜粋して紹介します。 公開されているなかで最新版の文部科学省「子供の学習費調査」における公立小学校の塾にかかる平均費用は以下の通りです。対象学年 | 学習塾にかける費用 |
---|---|
公立小学1年生 | 21,425円 |
公立小学2年生 | 22,629円 |
公立小学3年生 | 35,734円 |
公立小学4年生 | 53,074円 |
公立小学5年生 | 67,035円 |
公立小学6年生 | 109,568円 |
平均 | 52,183円 |
塾に通わせるのは、小学3年生・4年生がねらい目
何故、小学3年生・4年生頃から通塾させるのが良いかと言う理由は簡単。 今まで通りの学習方法で、算数の計算問題の正答率が落ち始めるのは小3・4頃からが多いと言われており対策が必要となるからです。
Benesse教育研究開発センターが行った2007年の意識調査で、ある興味深い結果が出ています。小学生を対象に「あなたは算数の勉強がどのくらい好きですか(全学年)」、「あなたは理科の勉強がどのくらい好きですか(3~6年)」の質問をしたところ、算数・理科ともに「好き」(「とても好き」+「まあ好き」)の比率が、学年が上がるごとに減少したのです。算数では、1年生の83.5%が「好き」と回答したのに対し、6年生では63.6%にまで落込んでいます。特に小学3年生から4年生にかけて急激に「好き」が減少し、特に女子の苦手意識が高いのがわかります。理科でも同様の傾向が見られました。小学校中学年以降「嫌い」「苦手」の意識が芽生ばえる児童が多いようです。 こうした苦手意識を持った子どもが、中学へ進学してつまずくのではないかと、この調査では推察しています。 [引用元] 関塾タイムズ

実は算数はそれぞれの項目の積み重ねという事実を知っていましたか?つまり、1つでも理解が出来なかった内容があれば、これから学習する事もその理解が出来なかった内容の応用となるので…ますます分からなくなってしまうのです。算数は言わば「積み重ね型」なんですね。
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自ら学習に取り組む事は非常に重要です。高額な塾に通っても帰ってきたら何もしない…という事であれば非常にもったいないので…。



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